2017年6月30日金曜日

児童朝礼

「すこやか集会」の冒頭に、私からお話をしました。まず「噤む」(つぐむ)という字を見せました。
人間は、一つのことに打ち込むと、ひとりでに口を閉じて黙ってしまいます。
一生懸命問題を考えている・スポーツに夢中になっている・絵を無心で描いている などなど。
授業や生活の中で、口を噤んで一生懸命な時間をできるだけもってほしいという意味を込めて、次の詩を紹介しました。


テキスト ボックス: 口を噤む

人間は ひとつの仕事に夢中になると
不思議なことに
声がなくなってしまうらしい
いつのまにか口を噤んでいる

人間は ひとつの仕事に心を打ち込むと
不思議なことに
言葉がなくなってしまうらしい
いつのまにか口を噤んでいる

いつのまにか口を噤む 
声もいらない
言葉もいらない
本気でものごとを考える
そんな本物の時間をもってみよう